返報性の原理を応用しよう

ステップメールやメルマガを始めたいと思ってみたものの、「読者がいない」ことで悩む方は多いです。メールアドレス読者10名に対して配信するのも、1万人メールアドレスに配信するのも、結局は同じ労力ですから、多いに越したことはありません。

ですが、読者を集めるのは昨今容易なことではありません。私が独立起業した頃、2000年代前半の時は、割と読者は集めやすかったのです。例えば、無料メールマガジン「まぐまぐ」でメールマガジンをスタートすると、その瞬間から読者が数百名〜1000名近く集まったりしたものです。今考えると、なんとも有難い時期でした。人々の好奇心も高かったですし、今ほど情報が陳腐化してなかったですから、集まりやすかったのです。

ところが、昨今の状況は違います。メールアドレスは途端に集めにくくなってきました。その理由に、情報の陳腐化と、様々なメディアが台頭したことがあげられるでしょう。情報化社会、インターネットの普及によって、情報のありがたみはどんどん薄れていきました。陳腐化していったのです。情報慣れした人が多くなってきました。

それと、facebook、twitter、LINEなど、多数のメディアが台頭してきたこともメールアドレス取得の難しさを加速させた要因と言えます。人々が使う連絡手段が分散化されてしまったのです。例えば、若者はLINEを中心に連絡を取ったりします、30代〜50代ぐらいはメールでしょうか。それ以上だと業界によっては未だにFAXのところもあります。

このように、連絡手法が各種メディアの台頭によって分散化されたことと、情報化社会による情報陳腐化が原因で、昨今はメールアドレスの取得が大変難しくなってきました。では、どのようにすれば読者やメールアドレスを獲得することができるのでしょうか?

やはり、基本の王道は「返報性の原理」です。これは有史以来変わっていない事実です。要するに「無料プレゼント」を先に与えてしまうことです。人は何かをしてもらうと、お返しをしなければならないと暗に思う生き物なのです。だから、無料で何かお得になることを先出ししましょう。その返報性として、メールアドレスを登録してもらうのです。もちろん、情報陳腐化が進んでいますから、並大抵のプレゼントでは飛びつかないことは覚悟せねばなりません。だからこそ、登録してもらった時は、飛び上がって喜ぶぐらい有難いことであると認識する必要があります。大事に大事に信頼関係を築いていきましょう。

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