お金は「空」である。けど、それだけじゃダメだ。

私はコーチングする上で、まっさきに悟ってもらうのが「お金とは空である」ということ。

空とは?

これだけで深すぎるテーマなので、簡単に説明できるものではありません。

が、あえて、誤解を恐れず、言い表すなら「幻」。

この世も幻。

人間も幻。

そして、お金も幻。

これを心底、理解すること。

これを空観といいます。

 

逆に、もっともNGなのが、「お金がリアルである」と感じる実観です。

本来は実観という言葉は仏教にはないのですが、苫米地博士が使っていて、とても便利なので私も使わせてもらっています。

お金が「実」である人ってどんな人?

たとえば、お金を失ったりすると怖かったり、不安を感じたりする人、借金しすぎて不安になっちゃう人、挙げ句の果て、胃が痛くなったり(まさに実)、体に異変が起きてしまう人などです。

「お金」ってそもそも「空」です。

リアルじゃありません。

まあ、本当は「リアル」と思えばリアルにすることもできるのですが、本来はそうじゃないよねというものです。

で、空であり、幻であるものに、翻弄されて、身まで滅ぼしてしまう。本末転倒です。

挙げ句の果て、「殺人」や「戦争」まで起こしてしまうトンデモナイ人も世の中にいますから、お金が「空」とわからない人は恐ろしい存在でもあります。

だから、まずは、「お金って空なんですよ」と悟ってもらうのがお金持になるための出発点になります。

そうすれば、お金に振り回されなくなります。

 

しかし、「空」を悟っただけではダメです。

その次にある「仮観(けがん)」までもっていく必要があります。

仮観とは何か?
これまた深いテーマなので、簡単に説明するのはかなり厳しいのですが、あえて簡単に説明するなら、「空ではあるけども、一応、仮に役割を与えましょう」って見方です。

たとえば、「映画」や「小説」って、本来、意味のないものです。

なくたって生きていけます。

映画は「スクリーン」に表示される電気信号です。

「スクリーン」に意味ってありますか?食べられますか?ニオイもないでしょう。

触ってみて価値ありますか?

小説も同じです。「紙が300枚ぐらい」あるだけですよね?

文字も書いてありますが言語がわからなかったら、うーん、ちり紙ぐらいの使い方はできるかもしれませんが、あまり価値ってありません。

でも、私たちは文字が読めます。

文字を読んで、想像を膨らますことができます。

小説や映画を見て、涙を流したり、勇気が湧いてきたり、怒りの感情が湧いてきたりします。

つまり、「空」なるものにも、しっかりと「役割」を持たせることができるわけです。

 

実は、「お金」もまったく同じなのです。

お金は「空」です。

それ自体、ほうっておいたら役に立つものではないのです。

実際にお札って、単なる紙です。

鼻をかむためにも使えないでしょう。

価値のないものなのです。

でも、そこに「役割」を持たせることも「自由自在」にできるわけです。

 

たとえば、「お金ってかわいい!!!」「お金って美しい!!!」「お金っておいしい!」「お金っていいメロディを奏でてる!」とか。

もうこれは自由自在です。

だって「仮」なんですから。

で、お金持になるには、この感覚が重要なのです。

 

まずは「空」だとわかること。

だけど、空ではあるけども、仮の「役割」を与える。

感動だったり勇気だったり、自由自在に。

小説や映画を作るかのごとく。

まあ一番いいのは、「かわいい!」ですかね(笑)。

お金って「かわいい〜」「好き〜」「抱きしめたくなっちゃう!」「チュッチュしたくなっちゃう〜」という「仮」の役割を与えて、それが本当であるかのように思い込む。

思い込むだけじゃダメで、本気でなりきる。

そうすると、お金から愛されます(笑)。

実際にお金持になる人で、お金が嫌いな人っていないですよね?

 

でも、あくまでも、忘れちゃいけないのが「お金は空」だということです。

映画や小説のようなもので、本来、存在しないのだけど、存在してると思えば、体に変化を与えたりするような実在するかのようなものにもなるということです。

ちなみに私は「お金は空である」と理解しながらも、「お金は人命である」ぐらいに「仮」の役割を与えてます。

人命である以上、失うのはつらいです。

反対に、活躍してくれたらとても嬉しいです。

 

たとえば、投資先で活躍してくれたら嬉しいですし、無下に扱われたらとても悲しい想いがします。

銀行で眠っているとなんだか寂しいかなと思ったりします。

これが空観であり仮観である、その中間にある「中観」になります。

仏教の観点からお金を語ってみましたが、お金持になるになるのって要するにこういうことです。

参考にして見てください。

執筆者:作野裕樹(さくのひろき)

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