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会社経営をする際に「好きなこと」をビジネスにすることは大変有利です。よく巷では「好きなことでメシが食えるか!」と議論されています。好きなことだけやって生きていけてたら幸せ者だと。そんなことはありえないと。今までの時代はそうだったかもしれません。が、これからの時代は違います。「好きなこと」をビジネスにすることは会社経営に有利に働くのです。

なぜ、好きなことが会社経営に有利に働くのでしょうか?理由は、商品開発の面で有利だからです。これからの時代は、ご存知の通り、ありきたりの商品やサービスは売れません。コモディティ化した商品では利益を生み出せないのです。どこにでも売っている商品は希少価値がなく、安売りせざるを得ません。

では、どうすればいいのでしょうか?答えは、徹底的に研究開発し、商品クオリティを高めていくことです。その場合に「好きなこと」であれば、没頭して研究開発することができるメリットがあります。好きなことであれば、どんなに研究しても疲れません。面白いし、楽しいし、幸せなのです。結果、商品クオリティが上がっていき、競争優位性が働き、売れていきます。

たとえば、私の知人にあるサーフィンが大好きなA社長がいる。A社長は初めて会った時は、本当に申し訳ないが、どこにでもいる会社員でした。が、そのサーフィンが大好きで大好きでしかたありませんでした。大好きなサーフィンのことを語っている時は、目がとても輝いており、笑顔が絶えなかったのです。

だから、A社長に「サーフィンのイベント」を軸にした事業構築を勧めました。大好きなサーフィンだから、どんなに考えていても飽きないし、疲れないのです。工夫に工夫を重ねて、反響を呼ぶイベントに育っていきました。熱意もお客さんに伝染しました。「Aさんが主催するイベントは楽しい」と口コミで広まったのです。結果、ビジネス立ち上げ後、短期間で軌道に乗っていきました。

MBAや通常の経営学を学んでる人、合理主義者などが聞いたらきっと怒るかもしれません。「ありえない」「たまたまだ」「もっと真面目にやらなきゃダメだ」など。しかしながら、これからの時代、常識的なことをやっていたら成功なんてできないのです。誤解を恐れず申し上げるなら、MBAや経営学の理論は「後付け」です。

逆にうまくいくのは、後付けの知識や分析ではなく、常識を学ばず、楽しみながらやったケース。その方が、自然と商品クオリティが上がっていきます。

 

ただし、補足しておきますが、A社長のビジネスは現在、順風満帆なわけではありません。A社長の事業を真似する輩も出てきたのです。なんと醜いことに、サイトのデザインそのもの丸パクリということもやってきました。「また真似された!」と憤りをあらわにすることもあったのです。しかし、儲かる事業とはそういうものです。真似しようとする競合が次々と参入してくるのが常なのです。

ところが、事業の見てくれは真似することができても、A社長の大好きな「熱意」だけは簡単には真似できません。イベントに参加しても、A社長が主催するイベントほどに楽しくない、といったケースもちらほら出てきたのです。結局は、いろいろな他社のイベントに出ても、A社長のところにもどってくるようになりました。これは言い方を変えると、競合他社がわざわざ市場を広げてくれ、さらに、品質の比較対象や実験台にまでなってくれたということ。ありがたいことです。

このように、「好きなこと」は会社経営に大変有利に働きます。商品クオリティが自然に上がるし、希少価値も同時に出るのです。口コミも起きやすくなります。もちろん、全部が全部うまくいくわけではないです。ビジネスとはよくて1勝9敗。甘くない世界ではあります。

ただし、「好きなことでメシが食えるわけない」といった変な世間の洗脳だけは間に受けて欲しくないということです。「好きなこと」があるというのは、実は考え方を変えれば、大変有利だということを認識できます。好きなことを単純に封印するのではなく、積極的に有利に会社経営に活用していきましょう。

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