2017年6月5日付けCNET Japanニュースによると、Googleが以前一時的に実施していた「Google Contributor」の運用を再開したとのことです。Google Contributorとは、参加サイト上における広告の非表示を希望するユーザーから月額料金を徴収し、広告収入が減少するサイトに補償を提供する取り組みです。

 要するに、「広告は見たくない!」というユーザーからは会費を徴収します。が、それだけだと広告費で成り立ってるサイトの広告収入が減ってしまうので、いただいた会費で補填するということです。

もっとわかりやすく言えば、私たち企業が広告を打ったとしても「見てくれない可能性が高くなる」ということです。

 やはり、この仕組みを知って思うことは、「広告頼り」のビジネスモデルは自由がないということです。経営の目的は、不自由から自由への脱皮、だと考えています。ところが、広告を打つことで集客しなければならないとなれば、いつまで経っても「媒体」の意志に左右されてしまいますから自由がありません。

 では、経営者はどうすればいいのでしょうか?広告に頼らないビジネスモデルへの進化を心がけるべきです。経営の自由はそこから得られます。どういうことかというと、メールアドレスなどの「顧客リスト」や「顧客名簿」を充実させていくことを至上命題にすることです。その際、活用すべきツールはメルマガやステップメールになります。なぜ、顧客名簿の充実が重要かというと、顧客名簿があれば、心持ち次第でいついかなる時も富への転換が可能となるからです。

 たとえば、「火事になってしまって、今月の売上がどうしても欲しい」としましょう。どんな施作を打ちますか?広告を打つにもお金がかかります。SEO対策を仕掛けても上位表示には時間がかかります。ブログを書いても必ず見にきてくれる保証はありません。

 そこで、日頃からステップメールやメルマガで信頼関係を築いた「顧客資産」があったとして、そこにキャンペーンを打つのはどうでしょうか?これなら見てくれる可能性はありますし、購入してくれる可能性もあります。まさに顧客名簿がいついかなる時でも富への転換が可能とお伝えした理由です。

 もちろん、ビジネス立ち上げ当初は広告に依存するのは致し方ありません。ですが、いつまでも広告頼りでは、今回のGoogle様などの媒体側の意向で経営が左右されてしまう「不自由」経営からの脱却は困難を極めます。経営の自由を得たいなら、顧客資産である「名簿」、その代表格であるメールアドレスのリストを充実させることです。

 そして、日頃から、メルマガやステップメールなどで信頼関係を構築していくことが重要なのは言うまでもありません。

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