ステップメールで「化粧品」を売るにはどうしたらいいでしょうか?今回は化粧品販売、通販を例にステップメールの活用方法を紹介します。

ターゲットは誰か?

 まず、真っ先に気をつけなければならないのが、「お客さんは誰か」ということです。この「誰」が明確でなければ、ステップメールで伝えるべきメッセージがボケてしまうので注意が必要です。例えば、男性と女性では、伝える訴求点が全く異なりますし、同じ女性でも年代で変わってきたりします。

 そして、大事なことは「顧客を絞り込む」ことです。かの有名な故ドラッカー先生も「顧客を絞り込むことで対象顧客だけが満足する、より差別化した商品を提供できる(『ドラッカーのマーケティング思考法(藤屋伸二著書・中経出版)』より引用)」と言っています。

 なぜ、絞り込む必要があるのでしょうか?絞り込まなければメッセージが刺さらないからです。万民に伝えようと思えば何も伝わらないのです。例えば、「万能ぐすり」というものがあって、どんな病気の人も治せますと言っても、誰も見向きもしません。なぜ、風邪薬が売れるのか?風邪を引いた人に絞り込んでいるからです。

 化粧品も同様です。ステップメールで伝えたい「ターゲットは誰なのか?」をまず明確に絞り込む必要があります。

差別化したメッセージを届ける

 それから次に大事なのは、ステップメールで伝えるべきメッセージは「差別化したメッセージを届ける」ということです。きっとあなたが売ろうとしている化粧品は素晴らしいものだと思います。「自分のところが最高!」と思っているからこそ、販売してお客さんに届けたいと考えているのでしょう。

 しかしながら、残念なことは、「お客さんにはその良さが伝わっていない」ということなのです。いえ、正確には、伝わっているのですが、他社との違いがよくわかっていないのです。例えば、「保湿効果がすごい」と言われても、「それはどの会社も言ってること」と思われているわけです。

 では、どうすればいいのか?というと、「他社との明確な違い」「差別化したメッセージ」を届けることが重要なのです。それも顧客目線で。保湿効果で言えば、「他社が平均8時間のところを、自社は24時間保湿効果が続く」となれば、これは明確な差別化になります。保湿効果プラス紫外線カット効果もあるとなれば、他社がそう謳っていないのであれば、それも明確な差別化になります。

 この「差別化されたメッセージ」を届けなければ、同業他社、その他大勢の一つと思われてしまいますから注意が必要です。

事例で伝える

 誰にが明確になり、何を伝えるかが明確になったら、次に重要なのは「事例で伝える」ということです。実はこの事例というのは万能でして、「誰に」「差別化」を含む最高の伝え方になります。例えば、ライザップが最近流行りですが、何がすごいのかというと、あの「成功事例」ですよね。ビフォーアフターをこれでもか!というぐらいに映像などで見せられるわけです。

 なぜ、あれほどライザップがリアルな事例の公開にこだわるのかというと、効果的だからです。あの理論をステップメールでの化粧品販売にも応用しましょう。

 できれば、ビジュアルで魅せるためにテキストメールではなく、HTMLメールが望ましいですね。これを定期的にステップメールで配信し続ければ、効果のほどは想像に難くないはずです。

配信時間を気にする

 ステップメールで化粧品販売する際に、最後に気をつけるべきは「配信時間」です。実は配信時間はとても重要です。化粧品の多くは、女性がターゲットになるはずです。もちろん100%とは言えませんが。その場合、ターゲットとしている女性がどのような行動パターンをするか?によって、配信時間を変えるべきです。

 例を挙げるなら、主婦とOLでは行動パターンが全く異なります。主婦の場合であれば、子供を幼稚園や学校に送った後、掃除や選択を済ませて、昼過ぎから自分の時間ができたりします。ステップメールで配信するならこの時間が最適だと想像できます。

 また、OLの場合であれば、昼過ぎにステップメールを届けても、仕事中ですから反応しづらいです。そうではなく、会社が終わり、帰宅して、入浴して、さあくつろごうかなと思ったタイミングで配信すれば、購読率が上がることが想像できます。

 このように、ステップメールの配信時間は重要な概念です。このためにもターゲットを絞り込むということが大切になってきます。

 以上が、ステップメールで化粧品を販売する際のポイントになります。参考にしてみてください。

 

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